生体適合粉体
「板状HAP」は、ヒドロキシアパタイトを新たな技術で開発した機能性粉体です。
アパタイト構造を有するリン酸カルシウム化合物の中で、ヒドロキシアパタイト(HAP:Ca10(PO4)6(OH)2)は、歯、骨などの生体硬組織の主成分であり、極めて生体親和性が高いという特性から、人工骨、人工歯根、骨充填剤、歯科用セメントなどの商品や、タンパク質などとの吸着特性を利用したHPLC、バイオテクノロジー分野での商品が市販されています。
板状HAPの特長
- HAPは種々の製造法が論文や特許などで報告されており、粒子形態は製造法により異なります。
代表的な形状としては商品名「HAP-100」の微結晶タイプ、「HAP-200」のイガグリ状結晶タイプや「球状HAP」の球状タイプなどがあり、さまざまな分野で応用されております。 - 化粧品分野でも、球状や平均粒子径10μm以下のHAPが高い生体親和性特性や吸着特性などから、基材として用いられてきました。今回、新たに加水分解法により板状ヒドロキシアパタイト(板状HAP)を開発いたしました。
板状HAPは形状を板状にすると共に、平均粒子径を10μm以上にすることで、HAP自体が有する生体親和性や吸着特性を損なわずに、適度な延展性を有しており、今後の化粧品開発への利用価値を高めております。
板状HAPの製品規格
| 項目 | 規格値 | 試験方法 |
|---|---|---|
| 性状 | 白色の微細粉末で匂いはない | 粧配規試験法適用 |
| [確認試験] | ||
| (1)カルシウム塩 | 適合 | |
| (2)リン酸塩 | 適合 | |
| [純度試験] | ||
| (1)酸不溶物 | 1.0%以下 | |
| (2)塩化物 | 0.05%以下 | |
| (3)硫酸塩 | 0.048%以下 | |
| (4)炭酸塩 | 泡立たない | |
| (5)バリウム塩 | 混濁しない | |
| (6)重金属 | 20ppm以下 | |
| (7)ヒ素 | 2ppm 以下 | |
| 乾燥減量 | 5.0%以下 | |
板状HAPの特性値
| 項目 | 標準値 |
|---|---|
| 平均粒径(µm) | 11〜21 |
| 平均粒径(µm) | 11〜21 |
| 比表面積(m2/g) | 20〜60 |
| アスペクト比 | 2〜40 |
| 吸油量(ml/100g) | 80〜140 |
| 強熱減量 | 10%以下 |
| pH(10%精製水分散液) | 6〜9 |
板状HAPの特性値

電子顕微鏡写真(1,000倍)

電子顕微鏡写真(2,000倍)
| 製 造 元 | 太平化学産業株式会社 |
|---|
注意事項
より詳しい資料を希望される方は場合は、別途お問い合わせください。当社営業担当よりご案内申し上げます。原料によりましては、書類の取り交わしが必要なものがございます。

