オリジナル原材料(開発事例)

植物性スフィンゴ液FR1

オリーブ由来スクワラン/植物性セラミド

表皮最上層はケラチンタンパクおよび細胞間脂質を主な構成成分とし、バリアー機能を有しています。
角質層は、生体にとっては生命を維持するうえで重要な器官です。
このバリアーは体内に対しては水分蒸散を抑制し、生体の水分をコントロールしています。
また、体外に対しては紫外線を散乱したり、物理的なショックを吸収して生体が損傷することを防いだり、 外部から皮膚内部に異物(化学物質など)が侵入するのを防ぐなど、非常に重要な作用を発揮しています。
これらの作用に対して、細胞間脂質の役割は非常に大きいといえます。
細胞間脂質はコレステロール、スフィンゴ糖脂質を主な成分としてラメラ液晶構造を形成しています。
細胞間脂質の役割は以下のようなものがあります。

  1. 角質細胞同士を接着する(セメント作用)。
  2. 水分蒸散を抑制する(保湿作用)。
  3. 異物の侵入を防ぐ(防御作用)。

細胞間脂質は老化に伴って減少すること、荒れた肌・アトピー肌・老人性乾皮症などの肌では細胞間脂質量が著しく低下していることが、最近になって報告されています。
植物性スフィンゴ液FR1は、米より抽出精製した植物性スフィンゴ糖脂質を、利用しやすいように1%分散液とした化粧品用水性基材です。
植物性スフィンゴ糖脂質は角質層によく浸透し、水分を保持し、角質層をしなやかに保つといわれています。
動物性のものと比べて、皮膚親和性が高く、匂いもほとんどありません。また、ホルモン様物質やグリセロリン脂質などの混入がないという特長を持っております。

植物性スフィンゴ液の化学構造式

本品に含まれる植物性スフィンゴ糖脂質は、90%以上の高純度品であり、主として下記化合物を含有しています。

植物性スフィンゴ液の化学構造式

植物性スフィンゴ液の特長

  1. 肌への作用
    角質細胞接着作用
    皮膚水分蒸散防止作用
    皮膚への異物侵入を防ぐ防御作用
  2. 化粧品有用性
    肌荒れ予防・改善効果
    皮膚保湿効果
    皮膚柔軟効果
  3. 処方化
    水溶性タイプであり、さまざまな製品への配合が可能
    伸びがよく、べたつきがない
  4. その他
    植物由来の成分であり、今日の自然派・植物系志向にマッチ
    人間の角質層中に存在する成分であり、極めて安心です

植物性スフィンゴ液の品質規格

項目 規格値 試験法
性情 乳白色の懸濁液でわずかに澄明 官能法
匂い わずかに特異な匂い 官能法
比重(d2020) 0.992〜0.998 粧原基法、第1法 C
蒸発残留物 1.0〜2.0% 粧原基法、10ml、105℃、5時間
強熱残分 1.0%以下 粧原基法、第1法、1g
pH 5.8〜7.8 粧原基法
アルコール数 0.8〜0.9(V/V) 第2法(ガスクロマトグラフ)局方

植物性スフィンゴ液の納入形態

1リットル、ポリエチレンビン

植物性スフィンゴ液の保障期間

1年間(室温、暗所保存)

製  造  元 株式会社 岡安商店
注意事項
より詳しい資料を希望される方は場合は、別途お問い合わせください。当社営業担当よりご案内申し上げます。原料によりましては、 書類の取り交わしが必要なものがございます。