有効性試験について
有効性試験とは
有効性試験とは、原料や製品中の成分の有効性を評価・確認するための試験です。
食品では、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品などに必要な試験を実施しております。
必要な有効性試験項目ならびにデザインを選択するために
食品の場合、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品などのガイドラインに従い試験デザインを設計していきますが、被験者の選択基準、評価項目、被験食の摂取期間など、その判断が容易ではありません。
私たちは、国内外の信頼できる試験機関とのネットワークを活かし、お客様の製品開発をトータルでサポートします。必要な試験の選定から、信頼性の高い試験機関の紹介、試験結果の解釈まで、最適な有効性評価の道筋をご提案いたします。
お客様の大切な製品開発に関する試験について、まずはお気軽にご相談ください。専門スタッフが親身になってサポートいたします。
試験の種類
各種ヘルスクレームに対する試験が可能です。
種類 | 評価目的 |
---|---|
疲労 | 疲労回復 |
脳機能 |
認知力改善 認知作用機序 |
睡眠 | 睡眠改善 |
自律神経 | 疲労、ストレス |
ストレス | 抗ストレス効果 |
免疫 | 免疫能改善 |
アレルギー | 花粉症・鼻炎改善 |
運動 |
運動パフォーマンス増進 ロコモティブシンドローム改善 |
眼機能 | 視力・実用視力回復 |
血流・冷え性 | 冷え性改善 |
動脈硬化 | 動脈硬化改善 |
尿酸 |
尿酸値改善 食後尿酸抑制 |
ダイエット | 効肥満 |
便通 | 便秘改善 |
臭気 |
加齢臭抑制 疲労臭抑制 |
血糖 |
血糖値改善 耐糖能異常改善 食後血糖値抑制 GI・GL値測定 糖代謝作用機序 |
コレステロール | コレステロール改善 |
中性脂肪 |
中性脂肪改善 食後中性脂肪抑制 |
血圧 | 血圧改善 |
肝機能 | 肝機能改善 |
アルコール代謝 | アルコール代謝増進 |
骨代謝 | 骨密度改善 |
更年期 | 更年期障害改善 |
褥瘡 (床ずれ) | 褥瘡改善効果 |
食品の試験受託事例
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機能性表示食品やサプリメントの有効性を、ヒト試験や安全性試験を通じて科学的に実証します。
製品の機能性や安全性を裏付けるエビデンスを提供し、消費者の皆様に安心してお選びいただける製品開発をサポートいたします。
試験依頼の流れ

よくあるご質問
- Q 有効性試験の結果を製品の広告やパッケージに記載できますか?
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A
はい、有効性試験の結果は、製品のマーケティングや広告に活用可能です。ただし、「科学的根拠に基づいた表現」である必要があり、国ごとに広告表現の規制が異なります。
例えば、化粧品で「シワを改善する」と表記する場合は、医薬部外品の認可が必要になる可能性があります。試験データをどのように活用できるかについては、法規制を考慮した上でご提案可能です。
- Q 有効性試験の被験者数はどのくらい必要ですか?
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A
試験の目的や試験方法によって必要な被験者数は異なりますが、一般的には以下の基準が参考になります。
ヒト臨床試験(化粧品・食品):20~100名程度
機能性評価試験(食品・サプリメント):50~200名程度
化粧品の官能評価試験(アンケート形式):30~100名程度被験者の人数は、試験の統計的な信頼性を確保するために重要な要素となるため、製品の目的に合わせて適切な規模を設計いたします。
- Q 有効性試験の実施にはどのくらいの期間がかかりますか?
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A
試験の種類によって期間は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
短期試験(1~4週間):保湿試験、即時リフトアップ効果試験、抗菌試験 など
中期試験(4~12週間):抗シワ試験、美白試験、血流改善試験 など
長期試験(3~6ヶ月):免疫機能試験、腸内環境改善試験、ダイエット試験 など製品の特性や市場投入スケジュールに応じた試験期間の設定が可能ですので、お気軽にご相談ください。