安全性試験について

安全性試験とは

安全性試験とは、原料や製品がヒト(環境)に対して与える影響を検証するための試験です。

生活用品・雑貨品では、安全性試験項目が決められていないケースが多く、企業責任のもとに必要と考えられる試験を取得されている事が多いと思われます。

必要な安全性試験項目ならびにデザインを選択するために

生活用品・雑貨品では、安全性試験項目が決められていないケースが多いため、どの試験項目が必要か、どのような試験デザインで実施すれば良いかなど、その判断が容易ではありません。
私たちは国内外の信頼できる試験機関とのネットワークを活かし、お客様の商品開発をトータルでサポートいたします。

試験の種類

生活用品が人や環境に暴露される際の安全性を検証するための試験です。

種類 主な試験内容 特徴・目的
in vivo 一般毒性試験
(単回、反復)
特殊毒性試験
(局所刺激、皮膚感作等)
遺伝毒性試験
生殖発生毒性試験
がん原性試験
環境毒性試験
人や環境に暴露される際の安全性を検証する試験。
in vitro 特殊毒性試験(局所刺激、皮膚感作等)
遺伝毒性試験
人に暴露される際の安全性を検証する試験。

生活用品の試験受託事例

  • 除菌、抗菌、防臭など、生活用品の機能性を具体的なデータで証明することは、消費者の信頼獲得に不可欠です。安全性だけでなく、有効性も兼ね備えた製品開発をサポートいたします。

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試験依頼の流れ

試験依頼の4ステップを示すフロー図。「1. お問い合わせ・ご相談」「2. 試験計画の策定」「3. 試験実施」「4. 試験結果の報告」の順に進行。

よくあるご質問

Q 安全性試験は必ず実施しなければなりませんか?
A

製品の種類や市場展開の方針によって異なりますが、多くの場合、安全性試験の実施が推奨されます。

特に、化粧品、食品、医薬品、医薬部外品、化学品、生活用品などは、各国の規制やガイドラインに準拠するため、安全性データの取得が求められます。

製品の用途や販売地域に応じた適切な試験をご提案できますので、お気軽にご相談ください。

Q 動物実験をしない安全性試験にはどのようなものがありますか?
A

近年、動物実験を行わない代替試験のニーズが高まっています。

当社では、以下のようなin vitro(試験管内試験)やヒトパッチテストなど、動物を使用しない安全性評価試験に対応可能です。

ヒトパッチテスト(皮膚刺激性評価)
3D皮膚モデルを用いた皮膚刺激試験(OECD TG 439準拠)
3D眼粘膜モデルを用いた眼刺激試験
Ames試験(変異原性試験)
細胞毒性試験

動物実験の代替試験を希望される場合は、お客様の製品特性に合わせて最適な試験をご提案いたします。

Q 海外で販売する場合、どの安全性試験が必要ですか?
A

海外展開の際には、各国の規制に対応した安全性試験のデータが必要になります。

以下のような試験が一般的に求められます。

EU(REACH規制、化粧品規則):皮膚刺激試験、眼刺激試験、変異原性試験、急性経口毒性試験 など
アメリカ(FDA、CPSC):パッチテスト、経口毒性試験、光毒性試験、抗菌試験 など
中国(NMPA):動物実験代替試験(中国化粧品規制対応)
ASEAN諸国(ASEAN化粧品指令):皮膚感作性試験、眼刺激試験 など

販売国の規制に適合した試験設計が必要なため、事前にご相談いただければ適切な試験をご案内いたします。

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