歴史・沿革

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第3章

新時代への対応(1971-1999)

「岩瀬コスファ株式会社」への社名変更と初のアジア進出

Chapter3

社名を「岩瀬コスファ株式会社」へ変更した際の記念講演会

昭和60年、時代の変化に呼応し、社名を「岩瀬コスファ株式会社」へ変更した際の記念講演会。

1971年、創業40周年を迎えた岩瀬健次郎商店は、健治を取締役副社長に任命。時代の変化を見据えた経営革新が始まった。1985年、時代の変化に呼応し、社名を「岩瀬コスファ株式会社」へと変更。「コスファ」は、コスメティック、ファイン・ケミカル、ファーマシーの頭文字から成り、事業領域の拡大と専門性の深化を表現した。同年、創業者の健次郎は会長、健治が代表取締役社長に就任。新たな経営体制がスタートした。

化粧品業界は着実な成長を続け、生産高は1兆1,440億円を突破。1兆円産業へと成長を遂げた。しかし1990年9月、創業者である健次郎が83歳で逝去。社葬では多くの社員が「自分が一番かわいがってもらった」と語り、分け隔てなく接した健次郎の人柄が偲ばれた。 創業60周年となる1991年には記念講演会とパーティーを開催。平成への移行とともに、新たな挑戦も始まった。1992年に健治が近畿化粧品原料協会会長に就任すると、中国市場への進出を本格的に検討。「中国では、モノを売るより信用を売れ」をスローガンに、地道な顧客開拓を進めた。

本社ビル

平成10年に完成した本社ビル。

1998年には新本社ビルが完成。同年に上海・広州事務所、翌年には北京事務所を開設し、アジア市場への足がかりを築いた。昭和から平成へと時代が移り変わる中、岩瀬コスファは着実にグローバル企業への歩みを進めていった。